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1月に読んだ本記録

月に1冊は本を読もうというのが今年の目標なんですけど
電子書籍なら意外とさっと読めちゃうんだよなということに改めて気が付きました。

5年前くらいからすっかり電子書籍のヘビーユーザーになってしまい、
漫画の新刊とかすぐ電子で買ってしまう…。
大日本印刷株式会社が運営しているhontoのお世話になりっぱなしです。

2021年1月は2冊読めました。

・シンデレラは探さない。(著:天道源、講談社ラノベ文庫)
・キドリントンから消えた娘(著:コリン・デクスター、翻訳:大庭忠男、ハヤカワ・ミステリ文庫)

(折り畳みに本のあらすじと感想)



★シンデレラは探さない。
著:天道源、イラスト:佐伯ソラ (講談社ラノベ文庫・電子版)

講談社運営の漫画サイト「ポケマガ」をたびたび利用しているんですが、
本作のコミカライズの絵がかわいかったので原作を読んでみました。

もともとWEBで公開されていた作品の書籍版だそうです。
ラノベにありがちな「両親がいない、子供だけの家庭」について、
子供だけの家庭となった背景を掘り下げていく作品でした。

両親のいない家庭で妹・舞の面倒を見ている主人公「陣」くん。
安アパートで暮らす兄妹のもとに、タワマン最上階に住むヒロイン「真堂 礼」が訪ねてきたことから物語は始まります……というボーイ・ミーツ・ガールもの。

いわゆるクーデレ系ヒロインの礼と友達が極端に少ない朴念仁の陣のやりとりがほほえましくて読んでいてきゅんとしました。
……とはいえ物語後半で出てくる礼の友人2人とか、
なんかこう…続きがあったらハーレムになるのかな…と勝手に展開を
予想してしまって勝手にがっかりする不思議。

キャラクターのやりとりがかわいい作品でした。


★モース主任警部シリーズ「キドリントンから消えた娘」
著:コリン・デクスター、翻訳:大庭忠男 (ハヤカワ・ミステリ文庫 電子版)

hontoストアのトップページに「あなたにオススメのブックツリー」という、オススメ書籍を表示する機能があります。
その中に「最初に読むならこれ!初めての英国ミステリーとしてぴったりな古典的傑作」というブックツリーがありまして、そこで紹介されていた1冊です。

モース主任警部シリーズという有名シリーズのうちの1作らしいのですが、
浅学ゆえ存じ上げず……。

2年前に家出した娘から両親へ手紙が届いた、その娘は警察がつい数日前まで捜索していた娘だったが、捜索に当たっていた警察官は事故で亡くなってしまい、モース主任警部に捜索の仕事が回ってきた。
という感じで始まり、頭から終わりまで、モース主任警部はこの少女の捜索に様々な推理を披露します。

そんな推理ある? なるほどその手があったか! の連続で、
読んでいる間あっちこっちいろいろあってすごくおもしろかったのですが、
結末になんとなく腑に落ちないというかもやっとしてしまいました。
たぶんシリーズの他の作品を読んでから本作を読んだほうがいいと思います。
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