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声優・歌手の水樹奈々さんが大好き(S.C.NANA NET会員)/声優の八代拓さんを応援しています

NANA MIZUKI LIVE ISLAND2018


3年ぶりの夏ツアー。
今年は
・WAVE02 大阪(土曜日)
・WAVE09 愛知(日曜日)
・WAVE11 奈良
の3公演に御縁をいただきました。

今までは結構壮大なテーマ性というか、おそらく「奈々様」という呼称でイメージされるような豪勢な感じのツアーが多かったのですが、今年はシンプルに「常夏の楽園」がテーマ。
明るく楽しく、時々チョット切ない、そんなツアーでした。

セットリスト等はググれば見つかると思うので、思い入れのある曲だけピックアップして感想を残しておきます。





1.STARTING NOW!
2016年4月の東京ドームライブ、LIVE GALAXYで水樹奈々さんはこんな発言をしている。
「創生期、開拓期。2016年に突入して、、第三期の水樹は発展期に突入しました」「水樹の、チーム水樹の夢はまだまだ続きます。これからも、とんでもないこといっぱい考えちゃかもしれないけど……みんな、ぜひ、ついてきてくれますか? また、会いに来てくれますか!?」
そんな第三期の始まり、2016年7月リリースのSTARTING NOW!は、まさに幕開けに相応しい1曲だった。LIVE GALAXYの時点ですでにアニソンファンから「奈々様」と呼ばれる存在感を持つ声優アーティストが満を持して放つ、『今始めよう!』の言葉。第三期の幕開けに相応しく、また、ライブの幕開けに相応しい1曲であることは間違いない。
2016年時点での音楽活動の総決算ともいえるLIVE GALAXYの後のSTARTING NOW!のリリースに私はとても感動した。かかってきなさいを笑顔で言えるのがやはり水樹奈々だと思った。
そして2018年に至るまで、MTV:Unplugged、出雲大社奉納公演、LIVE ZIPANGU2017の奈々vsチェリボタイマン勝負と、装飾された音、華々しすぎる演出を削ぎ落としてシンプルに音楽と向き合った彼女。夏ツアーのない期間の種々の特別公演の集大成のようなLIVE GATE2018を経た水樹奈々が、LIVE ISLANDの幕開けとして選んだのがこのSTARTING NOW!なのである。
次の段階のはじまりの曲。彼女の中でそう定義されているのだろうこの曲で、常夏の楽園LIVE ISLANDは始まる。久しぶりの夏ツアーへ溜め込まれていた、ファンのエネルギーを受けたど真ん中で、『真っ向勝負で私にかかってきなさい!』と、熱狂の中に引き込んでいく。

などとライターっぽく書いてはみたけど、最初に参加した公演の時なんて思いっきり泣きました。上述のとおりGALAXY直後のリリースで『今始めよう!』って歌う水樹奈々さんほんとすごすぎる…って当時思ったし、ちょうど2016年頃から資格試験受けてて今年も受験前だったので『全力を知った者だけ…手に出来る夢がある…』って泣きながら聞いてました。

4.Happy Dive
いわゆる客出しBGM? でもあったので今回のテーマはおそらくこの曲。
歌詞とこれまでをなぞらえると驚くほどしっくり来る、「『もしかしてこういう状況のためにとっておいたのでは…?』というくらいのマッチ度の曲でした。
『手帳を開くたび もうこんなに経つんだって セピアのあの頃がちょっと恥ずかしくなるものです』…という歌い出しは、前回の夏ツアー、LIVE ADVENTURE2015を振り返るかのよう。続く『大きな夢とか捨てずに守ってきたもの』は、二度目の東京ドームライブであるLIVE GALAXYや夢として掲げていた甲子園球場でのライブLIVE PARK2016、どんな規模の会場でも変わらず「もっとワクワクすることをみんなとやりたい!」とい信念を指しているのだろうか。どこでやっても、どんな規模でも、変わらず彼女は歌うし、ファンと思い出を共有することに喜びを感じている。どこにいても、時間が経っても、ファンは彼女の見せる新しいワクワクについていく。『何も変わらない』ファンとタレントの信頼関係。この楽曲そのものが水樹奈々からファンへの揺るぎない信頼を表しているようで、この人を好きでよかったと心から思った。こんなにも真っ直ぐに『みんながいるから、私は無敵になれる』『これからもつながっていたい』を示す人を、私は今のところ他に知らない。

8.Summer Sweet(夏うたアコースティック、奈良公演)
もう完全に水樹奈々さんに招待されたに決まっている。奈良公演の最前列下手側。まさかのSummer Sweet。今年は試験落ちてしまった私への労いだったとしか思えない。完全に私に聴かせるための選曲すぎて大泣きした。連番した子が私が崩れ落ちないように支えてくれた。あまりにも信じられなくて映像見てるんじゃないかと本気で思った。今も信じられていないのでアレはものすごい夢だったような気すらしている。なんだ夢か。夢なわけねーだろ!
Summer Sweetの素晴らしいところは作詞の世界観だと私は思う。夜中の埠頭に二人きり。そんな時間に二人きりになる、という時点でかなり特別な関係の二人が、オープンカーの車のシートを倒して流星群を見上げるというトレンディドラマのようなシチュエーションで始まり、おそらくそれまで話題の尽きなかった彼が、急に黙って彼女の手を握って、そして……。と、まさにここから始まり出す恋の歌。どう考えてもお互い意識している特別な関係の上で、ようやく始まり出す恋の歌である。
そんなロマンチックな曲を25歳の水樹奈々が歌ったCD音源はどこか背伸びしている空気も醸し出しているのだが、殊に奈良公演でのSummer Sweetは、始まり出した2人の夏のくすぐったい甘さを存分に湛えた1曲だったように思う。原曲当時よりも経験を重ねた水樹奈々と、熟練のミュージシャンであるcherry boysが作り上げた、爽やかで心地よい甘さ。大サビでメロディが重なり合う部分の「恋はチョット危険に」をイタルヴィッチが歌うのがまたなんとも色っぽい。イタルヴィッチのボーカルは独特の艶があるように思うが、それが世界観にまた深みを与えて愛おしい。
この曲を歌う奈々さんの柔らかな表情がまたたまらなくて、ほんとにこの日の公演に参加できたことに感謝するしかなかった。


10.Invisible Heat
ツアーでは初披露となったこの曲もまた、ファンと彼女自身との関係を映したような選曲だと思う。もともとは魔法少女リリカルなのはReflectionの挿入歌。義理の娘の危機に駆けつけ、その身を投げ出してまで彼女を守る心根の強い女性と、守られた少女の場面に挿入される1曲だ。
『たとえ目に見えなくても、誰かの思いが君を包んでいる』ことを歌うこの曲もまた、水樹奈々がファンを思っていること、またファンの思いが水樹奈々に届いていることを歌ってくれているように聞こえてならない。ライブ会場にいなくても、どんなに遠くても、あなたの思いが私を包んでくれる――まさに、見えないぬくもりとなってそばにあるのだ。

13.Hungry Hungry
広島公演以降で披露された新曲。ひたすらに振付がかわいいとしか言えないほど、猫の手でポーズを決める仕草が愛らしいし、『ジューシーリップ スタンバイオーケー?』と唇を示すのがなんともコケティッシュだ。いつの頃からか奈々さんは可愛さの中に艶かしさを織り込んだパフォーマンスが増えてきたのだが、Hungry Hungryは現時点での『エロかわいい』の最高地点だと思う。Get my driftほどセクシーには寄らず、どちらかというとかわいい、しかし絶妙に色っぽい。


20.FEARLESS HERO
夏休みが舞台のアニメDOG DAYS'のOPテーマ曲。6月22日〜9月1日という、まさに夏休み期間に開催されたツアーにぴったりの選曲にして、『終わらない物語の続きへ 君がいる青の果てまで舞い上がれ』とまだまだこれから先を思わせる、ツアーのラストを飾るのに相応しい選曲である。
その日の公演は終わるしツアーも終わってしまう。だが水樹奈々は、いや、ファンもスタッフも含めたチーム水樹の物語はこれからも続いていく。『君がいる青の果て』とは、ファンが掲げる青いペンライトの尽きる場所まで、だろうか。
まだまだ尽きることのないチーム水樹の夢の果てまで、一緒に走っていきたい。


最高の夏の思い出を胸に、また新しい物語が始まる。
次は2019年1月19日・20日、6年ぶり3度目のフルオーケストラライブだ。
水樹奈々という物語をこれからも追いかけたい。
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