【読了】後宮の烏(1) 本 2022年04月17日 わーい!八代拓さんが2022年10月放送のTVアニメ「後宮の烏」にご出演決定!後宮の烏、以前から気になってたシリーズなんですよねー。というわけでさっそく読みました。電子版があるっていいね。少女小説とライトノベルを読んで育ったオタクなので集英社オレンジ文庫はばっちこいです。オレンジ文庫といえば私の大好きな谷瑞恵先生の異人館画廊シリーズの新刊はまだか!頼む! 舞台は古代中国風の国の後宮。一夫多妻制の時代、皇后を初めとして数多くの妃が住む後宮の中、皇帝のお相手をしない妃・烏妃(うひ)である柳寿雪(りゅう・じゅせつ)を主人公に、時の皇帝である夏高峻(か・こうしゅん)と関わりにより巻き込まれる諸問題を彼女が解決する様を描きます。育った環境からやや古風な喋り方をし、人との関わり方をあまり知らない寿雪が高峻に結果的に巻き込まれ、人と関わっていく姿がいじらしく、「頑張れ…!」と思わず応援してしまいます。孤独な少女が人の温もりを知る話が好きなオタク。心を寄せるものが増えることは決していいことばかりではない、大事なものが増えるとは弱みが増えることでもある、というあたりの寿雪の葛藤がまたなんかいとおしい。大人になったのでもう頑張る10代がかわいくてたまらん。今月2022年4月に完結第7巻が出るそうなので、アニメ放送までに読んでおきたいところです。ところで最近の小説ってしれっと後宮とか宦官って書いてるけど説明文は入らないんですね。リアル10代を対象にしたレーベルじゃないから各自調べてね的な? さすがに言葉は分かるけどブログとして書くにあたってどう説明しようかとググってしまった。あと八代さんの役が高峻の側仕えの宦官で大興奮してしまった。インテリジェンス八代声の気配がします。インテリジェンス。かっこいい予感しかしない。抱いて。宦官だから無理だけど。 PR